2014年5月22日木曜日

水槽について ~日淡アクアリウム~





相変わらず、いろいろと書きたいことが溜まってしまっている。
 最近「スタンフォードの自分を変える教室」という本を読んでいる。身の回りにあふれる欲求に対してどのように対処していくのか、というのが目標の達成には必要なそうだ。至極当たり前の事を言っているようだが、実際に具体例を言われてみるとなるほどと思う事例も多い。

 ひとまずは、小さなことから始めていってこのブログに書き込んでいく時間も作っていきたい。


 さて、前置きが長くなってしまったが、今回は自宅の水槽アクアリウムについて紹介したい。

 アクアリウムと書くとなぜか少しオシャレに見える。といっても、自分が本格的にアクアリウムに取り組みだしたのはここ半年のことである。その前までは一応水槽は置いてあったが、なんの管理もなされていなかった状態でさかな達には非常に悪いことをしていた。

 本格的に始めるきっかけとなったのは、牛久自然観察の森の「ハコビオ」水槽展示である。

 縁あってこの展示に関わることが出来たのだが、牛久自然観察の森では「牛久周辺の水辺の生き物」をコンセプトに展示を行っている。展示する生き物は田んぼや用水路でかつて当たり前に見られたであろう水生昆虫や魚、水草などで、そのコンセプトに自分は惹かれた。

 どうも、自分にとっては熱帯魚や熱帯の水草などは派手すぎて受け付けないものがあった。その点、日本の魚や水草はなにやら枯山水的な魅力を感じた。また、近場の里山でフィールドワークする身にとって、そこで採集した生き物を眺められるというのも魅力だった。
京都竜安寺の石庭。こんなイメージがお気に入り。
牛久の水槽(4月時点、現在はリセットされて変わっている)
水草と流木の組み合わせに惹かれた。

 結果、半年前に出来上がった水槽がこれだ。
2013/11
そして、現在はこうなった。三角構図?知りませんね...

現在の水槽。トリミング直後

 見ていただくと分かる人にはわかってしまうのだが、この水槽、上で日淡日淡と言っておきながら純粋な日本淡水魚水槽ではない。

 実は、セッティングから半年の間にアクアリウムをしている先輩からトリミングした水草を頂いたり、元からあった水槽の水草を引き継いだりもしている。その辺りの種類はまだ自分の不勉強のためわからないままとなってしまっている。

 しかし、一部の水草やレイアウト、そして魚にはなるべく日本のものを使ってみた。
 某友人には、「日淡にいきなり行き着くなんて変態だね。」と言われてしまったが、どうやら普通は熱帯魚などでは飽きたらずに行き着く先が日淡の世界であったらしい。

 ともあれ、この水槽についてどんなふうに作っていったか、以下で書いていこうと思う。


~レイアウト&設備~

 レイアウトはやはり枯山水へのあこがれから、それらしいものを模索してみた。セッティング初期の段階では、石を並べてソイルを砂に見立てていた。ちなみに、石は礼文島の露天で格安で購入した珪化木と、石垣島の海岸で拾って持ち帰ったものを使っている。初期の設備にはある程度お金をかけたいが、それ以外のものは購入せずに自分で探したものを使いたいという思いがあった。

 ソイルは、ブルカミアというものを使っている。このソイル、実は非常に高価なのだが、カタログに書いてあることが忠実に守られているので買ってよかったと思っている。というのも、このソイルの謳い文句は「水換え不要・寿命2年」なのである。今のところ半年使ってきてそれを実感できている。また、色が通常のソイルよりも明るい茶色なので全体が明るく見えるのも気に入っている。

濾過システムは底面フィルターを使っている。これはブルカミアの推奨する環境で、また水中ポンプを使っているので非常に静かだ。

 ライトには、AQUA SYSTEMのAXY LC 600を二灯使っている。正直この費用が設備投資のかなりを占めてしまった。このライトは最近流行りのLEDライトだ。LEDは、見た目もコンパクトで美しく、消費電力や発熱も低めで寿命が長い。自分の水槽には是非、と思っていたライトであったが、水草の育成に向いた仕様のものはかなり少なく、また高価になってしまう。まだまだ発展途上の分野なのでこれからの進化が期待されている。
左側3つが珪化木、他の石は石垣島の海岸で拾ったもの。

~水草~

キクモとヨシノボリ、ヤマトヌマエビ
この水槽で純粋に日本産のものといえるのは、キクモミズユキノシタのみだ。後々入れ替えていきたいとは思っている。

 どちらも日淡が好きなアクアリウム仲間?の方から頂いた。けっこう強いので、飼育も簡単だ。ちなみに、後者のミズユキノシタは宝篋山で採集したもので、増えたものは元の位置に植え戻している。

やはり、このような水草は近年見れなくなっているのが寂しい。少しでも生息数が増えてくれればと思う。


~さかな~

ドジョウ。半年でかなり大きくなってしまった。掃除屋。

ヨシノボリ。底を這う姿が可愛らしい。

ヤリタナゴ。雄の婚姻色が美しい。
カワムツ?ヌマムツ?

 魚とエビは、ヨシノボリ・ヤリタナゴ・ドジョウ・カワムツ(らしきもの)・ヤマトヌマエビ・スジエビを飼育している。

 大半は近くの宝篋山の用水路で採集してきたものだ。さすがにタナゴは土浦観賞魚という店で購入したが、こう見ると日淡というのも熱帯魚に負けず劣らずな美しさを持っている。

 この魅力をもっとたくさんの人と共有できたらいいのに...


また水槽に手を入れていったら紹介していこうと思う。

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