2014年6月12日木曜日

筑波山キャンプ

前回の更新からかなり間が開いてしまった。
本当に、日記感覚でつけていくように努力できるようにしなければ…

今回書くことも、実は少し前の出来事になってしまう。
6/8~9にやどけん(野生動物研究会)で、筑波山キャンプに行ってきた。このキャンプはやどけんの恒例行事で、毎年この時期に行っている(そして大抵の場合雨である)

 キャンプ場は筑波高原キャンプ場というところだ。場所としては筑波山の北側、裏筑波と言われるところである。水郷筑波国定公園の特別地域で、このキャンプ場周辺では採集などに関して特に規定はない。しかし、キャンプ場自体は作られてからかなりたっていてなかなか古い。筑波山では施設の老朽化が各地で問題になっていて、国定公園全体の問題となってしまっている。もっとも、やどけん部員に対してはそんな古さなどお構いないしで、むしろ虫が出れば歓迎するほどである。


例年雨が多いとはいえ、少しは晴れ間が覗いてくれるのが常であった。2年前には、二日目以降は晴れて見事な雲海を見せてくれたものである。筑波山は、関東地方にポッカリと標高900m近くの山があるために、氷河期の生き残りを含めた固有種の宝庫となっている。キャンプではそれらの生き物を観察することが主な目標だ。
2012年に見られた雲海。標高1000mも行かないところで
雲の上に立つとは思ってもいなかった。

  キャンプ場到達直前、林道脇でイノシシを見かける。野生のイノシシを見かけるのは初めてで、天候は最悪とはいえこれからに期待がかかった。もっとも、筑波山全体としては、イノシシはほぼ年間を通じて駆除期間となっているほど増えてしまっている。夜行性なのでめったにお目にかかれないものであることには代わりはないのだが。

 ちなみに、キャンプ場周辺は標高的には冷帯の植生も混じってくる場所である。カエデやシデ等がある一方、コナラなども一部には生えている。しかし、筑波山の北側は造林の盛んなところで、比較的よく手入れされたヒノキの人工林も混じっている。そのため、様々な動物・昆虫に出会うことが期待できる場所だ。

 しかし、それは天候が良ければの話だった。結果としては、二日間を通じて大雨で、まともな採集はできなかった。初のやどけんの大きなイベントとなるはずだった一年生たちには非常に残念な結果となってしまった。

 夜のBBQでさえ、炭が湿気っているほど常に雲の中という有り様だった。ライトトラップもやったが、大型の甲虫は来てくれなかった。沢には期待したが、雨と増水ですこしだけしか行動出来なかった。それでも、一年生たちは固有種のツクバハコネサンショウウオやサワガニを見つけていて、将来有望である。

ギンリョウソウ。腐生植物とよばれ、キノコのようにして
栄養を得ているが、れっきとした植物である

ツクバハコネサンショウウオ。昨年ほどに新種として発見された。

大量のサワガニ。実は結構美味しい。

サイレント・筑波

 やどけんは既にOBとなってしまったが、新入生たちもたくさん入り活気づいて何よりだった。現役生のじゃまにならないよう、これからも活動に参加していきたい。


 

1 件のコメント:

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